4Kホームシネマプロジェクターの比較と選定ポイント(50万円前後)2024年版

4Kプロジェクター比較紹介

4Kレーザープロジェクターの魅力

4Kプロジェクターは、ホームシネマや本格的なシアタールームでの使用に最適な映像機器です。
自宅にいながら、まるで映画館のような大画面と臨場感溢れる映像を楽しむことができます。

4Kプロジェクターの魅力は何と言っても4K解像度(3840×2160ピクセル)により、映像の細部までクリアに表現できる点です。

大画面でも画質の劣化がなく、映画の映像美や自然の風景、ゲームのリアリズムをリアルに体感できます。
夜のシーンの深みや日中の鮮やかな色彩まで、映像全体にリアリティが加わります。

レーザー光源を採用したモデルは、映像の鮮明さと色彩の豊かさを実現し、自宅でも映画やドラマ、スポーツ観戦、最新のゲームを存分に楽しむことができる環境が整います。
約20,000時間以上の光源寿命を誇り、ランプメンテナンスから解放される点もメリットの一つです。
頻繁に映画を楽しむホームシネマユーザーにとって、安心して長期間使用できることが大きな魅力です。

ホームシネマ用の4Kレーザープロジェクターは各社より発売されており、どの商品が良いのか悩むところです。
この悩みもホームシアター作りの楽しみではありますが・・・。

今回は各社より発売されている50万円前後の価格帯の人気プロジェクターを対象に、特長やスペック等をご紹介します。

プロジェクタースペック比較

今回ご紹介するプロジェクターは以下の5台です。
Optoma UHZ50+
JVC DLA-V50
JVC LX-NZ30
EPSON EH-LS12000
BenQ HT4550i

いずれも市場価格としてはおおよそ40~60万円台で販売されいる人気商品です。

映像にこだわったプロジェクターの絵作りは気になるとことです。
プロジェクター選定のポイントとして次が挙げられます。

※詳細は各社のWEBサイトでご確認ください。

プロジェクター選びの選定ポイント

映像表現

プロジェクター選びで強い関心事項は映像表現です。
プロジェクターの特長もありますので、詳細は各社のWEBページに譲るとして、本記事では概要までにとどめますが、優れたテクノロジーを装備し、各社とも映像にこだわっています。

映像表現で気になる点としてプロジェクターの方式があります。
LCD(液晶)方式、LCOS(反射型液晶)方式、DLP方式です。

液晶方式は投影する光を、赤・青・緑の3つに分解してから、投影する方式です。
液晶方式を製造するプロジェクターメーカーとして代表的なのがEPSONです。

反射型液晶方式(LCOS)は反射型液晶パネルを使用し映像を投写する方法です。
高価格帯のプロジェクターに多く採用され、代表的なメーカーはSONY、JVCケンウッドなどです。

DLP方式は極小のミラーで構成されるDMDチップに光を反射させて投写する方式です。
ホームユースのプロジェクターではメジャーな方式でOptomaやBenQなどがDLP方式を採用しています。

液晶方式、DLP方式については下記の記事でも詳しく説明していますのでご覧ください。
(参考記事)
透過型液晶方式プロジェクター(LCD)の投影の仕組みと特長をイラスト付きで解説
初心者でも分かる!DLPプロジェクターの「DLP投影方式」について分かりやすく解説

明るさ

暗い環境におけるシアタールームを想定しているため、各社とも2000~3000ルーメンの商品が多くなっています。
設置するお部屋の環境(明るさ)に応じて選べばよいと思います。

コントラスト比

絵作りで大切なポイントの一つにコントラスト比があります。
各社とも非常に高い数値の明暗表現を実現しています。

投写距離

プロジェクターを設置するお部屋の広さに合わせて選びましょう。
投写距離が長すぎて思った通りのサイズ投影が出来ないなんてことにならないよう、注意が必要です。

音響システムとの連携

サラウンドを組む場合が多いと思いますが、eARC HDMI搭載のプロジェクターであればサウンドバーへの接続がHDMI1本で済むなど、簡単に音響効果をアップグレードする方法もあります。
サウンドバーを使用したい人にとっては要チェックです。

本体質量

質量に加え、大きさもチェックしましょう。
天吊設置の場合、金具の耐荷重も関係します。
本体質量が重いプロジェクターの場合、金具が対応していないこともあります。

スペックと特長を見てみよう

Optoma UHZ50+

BrilliantColor™テクノロジー採用による繊細な色彩再現を実現します。
ダイナミックブラックでシーンごとに最適なコントラスト比を調整、コントラスト比は2,700,000:1を誇ります。
コンパクトな筐体は今回の比較のプロジェクターの中でも軽量で4.7kg、eARCを搭載しサウンドバーにHDMI1本で接続できます。

メーカー:Optoma
方式:DLP方式
光源:レーザー
明るさ:2600ルーメン
コントラスト比:2,700,000:1
レンズシフト:あり
本体質量:4.7kg
URL:https://www.optoma.jp/products/uhz50+/

JVC DLA-V50

LCOS方式のD-ILAプロジェクターのエントリーモデルです。
独自のD-ILAデバイスは滑らかでかつ高精細な映像を表現しつつ、第二世代の「Frame Adapt HDR」により、より明るく、色鮮やかでHDR映像を再現します。
オールガラスレンズを採用しています。

メーカー:JVCケンウッド(VICTORブランド)
方式:LCOS方式
光源:ランプ
明るさ:1900ルーメン
ネイティブコントラスト比:40,000:1
レンズシフト:あり
本体質量:19.2kg
URL:https://www.victor.jp/projector/lineup/dla-v50/

JVC LX-NZ30

LCOS方式のD-ILAプロジェクターのエントリーモデルです。
独自のD-ILAデバイスは滑らかでかつ高精細な映像を表現しつつ、第二世代の「Frame Adapt HDR」により、より明るく、色鮮やかでHDR映像を再現します。
オールガラスレンズを採用しています。

メーカー:JVCケンウッド(JVCブランド)
方式:DLP方式
光源:レーザー
明るさ:3300ルーメン
コントラスト比:情報なし
レンズシフト:あり
本体質量:5.9kg
URL:https://www.jvc.com/jp/projector/lineup/lx-nz30/

EPSON EH-LS12000

高精細映像と優れた設置性のフラグシップモデル。
3LCD(液晶)方式で色再現性に優れ、明るく鮮やかな映像を映し出します。
液晶方式はその投影のしくみ上、明るい映像を映し出すのが得意です。

メーカー:EPSON
方式:3LCD方式
光源:レーザー
明るさ:2700ルーメン
コントラスト比:2,500,000:1
レンズシフト:あり
本体質量:12.7kg
URL:https://www.epson.jp/products/dreamio/ehls12000/

BenQ HT4550i

劇場さながらのビジュアルと、没入感のあるエンターテインメントを提供するBenQの4Kフラッグシッププロジェクター。
BenQならではの色づくりにこだわった独自の機能を搭載しています。

メーカー:BenQ
方式:DLP方式
光源:4LED
明るさ:3200ルーメン
コントラスト比:2,000,000:1
レンズシフト:あり
本体質量:6.6kg
URL:https://www.benq.com/ja-jp/projector/cinema/ht4550i.html

まとめ

各社、様々な4Kプロジェクターがありますが、このように比較してみると、違いが分かります。
コントラスト比や明るさも違えば、プロジェクター自体のサイズ、質量も異なります。
ブランドにより絵作りやこだわり、コンセプトも異なっており商品選定の面白いところです。

ご紹介しました選定ポイントを参考に自分にぴったりのプロジェクターを探してください。
きっと、お目当ての1台が見つかるはずです。

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