4000ルーメンのプロジェクターの明るさはどの程度?会議室で使用できる?実際に投影した様子をご紹介
ビジネスプロジェクター選びで明るさは大切な要素
プロジェクター選びで明るさは非常に重要です。
当方でもプロジェクター選びで明るさについてのご相談をいただきます。
ホームシアター専用ルームなどでは暗室になりますので、2000ルーメン~3000ルーメンのプロジェクターが多いようです。
しかし、ビジネスユースとなれば話は変わっていきます。
書類を見ながら会議を行うのに室内を真っ暗にするわけにはいきません。
イベント等でプロジェクターを使用する際も同じです。
イベント会場や展示会場が真っ暗には出来ないでしょう。
ビジネスシーンではプロジェクター選びで明るさが非常に重要になってきます。
3000ルーメン、4000ルーメン以上のプロジェクターが各メーカーからも数多く発売されています。
プロジェクター選びで気になるのは、明るさの数値よりも「どの程度の映像に見えるの?」ってことだと思います。
「4000ルーメンあれば明るいね~」といいつつ、ではどれくらいの映像なの!?そこが気になるところです。
ということで、本記事では4000ルーメンクラスのプロジェクターを使用して、会議室で実際に投影した様子をご紹介します。
どの程度の映像に見えるのか、チェックしました。
照明のON、一部OFFにした違いなどもご紹介します。
4000ルーメンのプロジェクターの明るさをチェック
使用したプロジェクター
使用したプロジェクターは下記です。
・型式:Optoma W340UST
・明るさ:4000ルーメン
・解像度:WXGA(1280×800px)
撮影がしやすいといった理由で超短焦点プロジェクターを使用しました。
(短焦点、標準焦点でも同じ4000ルーメンであれば明るさの見栄えは大差ありません。)
これから紹介する写真はiPhoneで簡易的に撮影しており、撮影後の補正は一切施しておりません。
写真のクオリティについてはご容赦ください。
iPhoneで撮影したままの写真です。
120インチ、室内照明を全てONの状態
室内の照明を全てONにした状態です。
スクリーンのすぐ上に照明があり、その光がスクリーン面に直接入っていますので、プロジェクターで投影するには良い環境ではありません。
映像はある程度認識はできますが、もう少し部屋を暗くしたい感じを受けます。
明るい(背景が白い映像)では見えやすいですが、暗めの映像になると、明るい環境では黒が締まらなくなりますので、白けた映像になります。
120インチ、室内照明を一部OFFの状態
スクリーン側の照明だけをOFFにします。
(スクリーンの上にある照明が消えているのが分かると思います。)
その他の照明はONのままです。
スクリーンに近い照明をOFFにするだけで、映像の視認性がぐっとあがります。
スクリーンに光が入らないことは大切です。
室内は資料が十分に見える明るさです。
スクリーン側の照明を消灯しただけですので、室内は明るめです。
↑の写真のように室内は資料も十分に見える明るさです。
照明がONの状態と比較してもメリハリがついたことがお分かりいただけると思います。
100インチ、室内照明を一部OFFの状態
室内の照明は先程と同じ、スクリーン側だけOFFの状態で、120インチから100インチに画面サイズを小さくしてみました。
すると、さらに見やすくなります。(写真でお伝えが難しいですが)
映像の画面サイズが小さくなるほど、映像は比例的に明るくなります。
求めるクオリティや部屋の環境にもよりますが、会議進行は十分可能な映像と思います。
動画も見てみましょう
これまで背景が白いエクセルのサンプルデータでご紹介しました。
映像でも見てみましょう。
室内の明るさはスクリーンに近い照明のみOFFで、それ以外の照明はONの状態です。(これまでの照明一部OFFと同じです)
(動画では室内が暗く見えますが、室内は明るめです。)
動画の通り、明るい環境では暗い映像が締まりません。
それは黒色は作り出すこと出来ず、スクリーンの色になるからです。
室内照明を調整するなどして、プロジェクター大画面にとって見えやすい環境を作ることも大切です。
ホームシアターマガジンではこれまでもプロジェクターの明るさについて様々な角度で検証、記事をご紹介しています。
下記も参考にしてください。
参考)
>【200ルーメン編】プロジェクターの映像チェック!部屋の明るさ別にどのような映像が見えるのか実際に投影して確認
>プロジェクターの明るさを表す単位ルーメン(lm)とは?プロジェクター選びで大切な明るさについて知ろう!
>そのプロジェクターの明るさって何?プロジェクターの明るさをANSIルーメンで計測すると驚きの事実が
まとめ
4000ルーメンのプロジェクターの明るさ、実際の映像の見え方についてご紹介しました。
明るさの数値だけでは分かりにくいのが正直なところです。
購入した後でこんなはずじゃなかった・・・、そんな事にならないためにも、プロジェクター選びの参考にして頂ければ嬉しいです。
イベント利用などでもプロジェクターを利用されるケースは多いと思います。
明るさはプロジェクターの映像を左右する大切な要素の一つです。
ビジネスプロジェクター選びでご不安なことがありましたら、下記よりぜひご相談ください。