新入社員必見！プロジェクターとノートパソコンの接続方法をわかりやすく解説

ホームシアターマガジン編集部

新年度になると、新しい環境でプレゼンや研修を行う機会が増えます。
会議室に設置されたプロジェクターを使って資料を投影する場面もあるでしょう。
しかし、はじめてプロジェクターを使う人にとって、「どうやってノートパソコンと接続すればいいの？」と戸惑うことも少なくありません。

今回はプロジェクターとノートパソコンの最も基本的な接続方法や、映らない場合の対処法、音声の出し方などをわかりやすく解説します。
基本版です。
これを読めば、初めてのプレゼンや会議でも落ち着いて対応できるはずです！

プロジェクターとノートパソコンの基本的な接続方法

HDMIケーブル1本で接続するのが基本！

最近のプロジェクターとノートパソコンのほとんどは、HDMI端子が搭載されています。

HDMIケーブルは↓です。

MacにはHDMIが搭載されていないモデルもありますが、その場合は変換アダプタを使用します。
今回は主にWindowsを中心に話を進めます。（話が長くなりますので）

HDMIケーブル1本で、映像と音声を同時に伝送できるため、シンプルで便利です。
（参考記事）【HDMIケーブルの種類と選び方】HDMIのバージョンにより解像度や伝送速度が異なる！ケーブルの選び方とは

接続手順

接続方法は先述の通り、HDMI１本でつなぎます。

プロジェクターの電源を入れる
先にプロジェクターを起動しておくと、パソコンが認識しやすくなります。
ノートパソコンの電源を入れる
パソコン側も通常通り起動させます。
HDMIケーブルで接続する
パソコンとプロジェクターのHDMI端子にケーブルを差し込みます。
しっかり奥まで入っているか確認しましょう。
プロジェクターの入力切替をする
プロジェクターのリモコンや本体の「入力（Input）」ボタンを押し、「HDMI」に切り替えます。
プロジェクター側に入力されたソースを自動的に認識するモードもありますが、自動で切り替わらない場合や、設定がAUTOになっていない場合がありますので、その時は入力ソースの切り替えを行います。
HDMIケーブルをプロジェクターの「HDMI１」に繋げた場合は入力を「HDMI１」を選択します。
パソコンの画面出力設定を確認する
→ 画面が映らない場合、パソコン側の設定が必要になることがあります。（詳しくは後述）

映像が映らない場合の確認ポイント

上手く映像が映らない場合は、次の１）～４）を順にお試しください。

1) HDMIケーブルがしっかり接続されているか

意外と多いのが、「ケーブルが奥まで差さっていない」ケースです。一度抜いて、もう一度しっかり接続し直してみましょう。
接触が悪い場合もあります。（意外とあるんです、このパターンが）

2) プロジェクターの入力設定が正しいか

先程、入力ソースを選択すると書きましたが、これも映像が投影できないケースとしてよく見受けられます。
誤った入力ソースを選択すると当然映りません。
プロジェクターには複数の入力端子（HDMI1、HDMI2、VGAなど）があることがあります。
HDMIケーブルを挿したポートと、プロジェクターの設定が一致しているか確認しましょう。

3) パソコン側の画面出力設定を変更する

映像は映るけど、Windowsの真っ青な画面など、デスクトップのアイコンが表示されないことがあります。
このパターンに陥ることが良くあります。

これはパソコン側の設定で解決します。
その解決方法が下記です。

「Windowsキー」 + 「Pキー」 を押す

表示される画面モードを選ぶ

複製（Duplicate）：ノートパソコンと同じ画面をプロジェクターに映す
拡張（Extend）：デュアルディスプレイとして使う（スライド資料を操作しながら発表する場合に便利）

拡張の設定になっていると、画面が拡張されていますので、Windowsの真っ青な画面が表示されます。
複製を選択することで、接続したノートパソコンと同じ画面を表示することができます。
（参考記事）初心者の落とし穴！プロジェクターとPCを接続しても、アイコンの無いデスクトップが！その原因と解決方法

4) 別のHDMIポートやケーブルを試す

ここまで試してもノートパソコンの画面が投影できないようでしたら、いよいよハード的な問題が疑われます。
怪しいのはケーブルです。
別のケーブルを試してみましょう。
プロジェクターやパソコンのHDMIポートが故障している可能性もあります。
別のポートに挿してみましょう。
それでもだめなら、他のパソコンを使用しましょう。
１つずつ切り分けて原因を探っていきますが、ここまでやってだめでしたら、すぐに解決することは難しそうです。
諦めましょう・・・残念です。（これまで通常に使用できていたことが前提のお話です）

だからこそ、慣れないうちは事前が大切です。

プロジェクターから音を出す方法

HDMIケーブルでノートパソコンとプロジェクターを接続することで、スピーカー内蔵プロジェクターであれば、音声出力ができます。
HDMIケーブルは映像と音声を1本のケーブルで伝送する優れものです。
簡単にプロジェクターから音声出力が可能となります。
プロジェクターの音量を上げれば音が大きくなります。
逆にミューとしたい場合はプロジェクターの音量を0にするか、ミュートにすれば消音となります。

プロジェクターに内蔵されているスピーカーの機能はあまり優れたものではありません。
大きな会場などでは別途、音響機器を用意する必要があります。