知らないと後悔!こんなはずじゃなかった!失敗しない超短焦点プロジェクター使用時のスクリーンを選ぶ際の注意点とは
超短焦点プロジェクターについて
プロジェクターのトレンドは「超短焦点&レーザー光源」の人気が高まっています。
「超短焦点」と言うのは焦点距離が短い超短焦点プロジェクターのこと、そして、「レーザー」はランプ交換が不要なレーザー光源のプロジェクターを指します。
人気が高まる超短焦点プロジェクターですが、実はスクリーン選びに注意が必要と言うことをご存じでしょうか。
超短焦点プロジェクターは焦点距離が短い=レンズは超広角タイプを使用しています。
そのため、スクリーンの僅かな歪みにも影響を受けてしまいます。
よって、超短焦点プロジェクターに対応するスクリーンを使用する必要があります。
そのことを知らないと、折角導入した超短焦点プロジェクターですが、非常に残念な映像になってしまいます。
こう言った話があります。
標準レンズのプロジェクターから超短焦点プロジェクターに入れ替えた時のことです。
スクリーンに投写すると映像が歪み、「新品のプロジェクターが壊れている!」といった事態が発生、実際、そのようなクレームがあるそうです。
スクリーンは変更していないので、プロジェクターが壊れていると・・・。
そのような事態に陥らないために、今回は超短焦点プロジェクターを使用する際のスクリーン選びの注意点についてご紹介します。
超短焦点プロジェクターに対応していないスクリーンを使用すると...
冒頭で触れたように、超短焦点プロジェクターは広角レンズを使用しているため、スクリーンの僅かなゆがみに影響を受けます。
百聞は一見に如かず、下の映像比較を見てください。
映像比較の通り、超短焦点プロジェクターに対応したスクリーンは右の写真の通り、テストパターンがピシッとシャープに真っすぐ映っています。
升目が直線なのが見て取れます。
一方で、超短焦点プロジェクターに対応していないスクリーンの場合(左の写真)、ふにゃふにゃなテストパターンになっていることがはっきりと分かります。(写真よりも実際の映像の方が歪んで見えています。)
レンズから遠い部分ほど、ゆがみの幅が大きくなっています。(上部が特に歪んでいます。)
実は、左側の写真のスクリーンですが、明るい所でスクリーンだけを見ると、一見、平面性はしっかりとしたスクリーンのように見えます。(暗い写真で分からないですが)
しかし、超短焦点プロジェクターは想像以上にわずかな歪みでも影響を受けるため注意が必要です。
標準レンズのプロジェクターから超短焦点プロジェクターに買い替える場合、今、ご使用中のスクリーンが超短焦点プロジェクターに対応していない場合は、スクリーンもセットで交換が必要な場合があります。
では、スクリーンを選ぶ際、どのようなことに注意すれば良いのでしょうか。
これをチェックすれば大丈夫!スクリーンの選定方法
スクリーンを選定する際は、まずは超短焦点プロジェクターに対応するスクリーンであることをチェックしましょう。
製品特長で平面性が高いスクリーンと謳っているだけではNGです。
スクリーンは基本的に平面性が高いものです。
超短焦点プロジェクターに耐えうる、さらにワンランク上の平面性が求められます。
スクリーンを斜めから見て波打っているようでは厳しいです。
超短焦点プロジェクターに対応するスクリーンかどうか確認!
製品にきちんと「超短焦点プロジェクター推奨や超短焦点プロジェクタ―対応」などの表記があるかどうかチェックしましょう。
不明な場合は販売店に確認することをオススメします。(←必ず確認しましょう!)
一般的な巻上スクリーンや掛け図タイプのスクリーンでは映像が歪みますので、ご注意ください。
最近では超短焦点プロジェクターに対応する電動巻上タイプのスクリーンも登場しています。
白壁でも映すことはできるの?
白壁を使用して超短焦点プロジェクターを楽しむ方も増えています。
よりカジュアルに、手軽に楽しみたい、そう言ったニーズも耳にします。
凹凸の無い広い白壁があれば使用することができます。
もちろんスクリーンの方が映像はきれいですが、白壁でも使用できます。
用途や映像に対するこだわりをどこまで追求するかで、スクリーン若しくは、白壁を選べば良いでしょう。
まとめ
今回は超短焦点プロジェクターを使用する際のスクリーン選びの注意点についてご紹介しました。
圧倒的に焦点距離が短くて使い勝手の良い超短焦点プロジェクターですが、使用するスクリーンには高い平面性が求められます。
しっかりした平面性が確保された超短焦点プロジェクターに対応するスクリーンを選択し、ゆがむことが無い映像で大画面ライフをお楽しみください。
ビジネスシーンでもプロジェクターの入れ替え時にはご注意を!