ワンルーム賃貸の一人暮らしでも楽しめるホームシアター導入法

賃貸で楽しむホームシアター導入法

一人暮らしでホームシアターを楽しむ!

6畳や8畳の賃貸マンションやアパートでもホームシアターを楽しみたい人は少なくありません。
ホームシアターと言えば、敷居が高いこだわりのシアター専用ルームがイメージされますが、決してそれだけではありません。
一人暮らしの賃貸住宅でも十分に楽しむことができます。
それぞれのスタイルで大画面ライフを楽しめるのがホームシアターの良いところです。

昨今、ネットフリックスやamazonプライムビデオといった動画配信サービスも定着し、より気軽に映画やドラマ、スポーツ、アニメが楽しめるようになりました。
休日にまったりと映画を見ながら過ごす人も多いでしょう。

今回は一人暮らしのお部屋でも手軽に楽しめるホームシアター導入法のポイントをご紹介します。

リクルート住宅・不動産情報サイトのSUUMO(スーモ)で「一人暮らしでホームシアターを楽しむ」を題材とした取材を受けて、記事が公開されています。
そちらも併せてご覧ください。
>>SUUMOへ(賃貸の一人暮らし部屋でホームシアターを導入設置するには? おしゃれに見えるレイアウト方法やプロジェクターの活用例もご紹介)

ホームシアター導入ポイント

1人暮らしでホームシアターを楽しむためのポイントをご紹介します。

1)お手軽であること
賃貸の場合、スクリーンの設置工事が出来ないことがあります。
手軽に導入できるスクリーンやプロジェクターを選ぶことがポイントの1つ目です。

2)音の選定
音漏れが気になりますので、大きな音は出せないでしょう。
綺麗な映像と良質な音響をお手軽に楽しむことがポイントの2つ目です。

それでは2つのポイントについて詳しく解説します。

手軽に楽しむための機材選び(映像)

スクリーンを壁や天井に設置できなことがあります。
賃貸契約や大家さんへの許可など・・・、面倒です。
(もちろん、設置できる場合もあります)

よって、スクリーンは「白壁」「フロアスタンドスクリーン」「掛け図スクリーン」がオススメです。

白壁はスクリーンではありませんが、映像クオリティを求めないのであれば、白壁に映して楽しむことも可能です。
白壁を使用する場合、超短焦点プロジェクターを使用すれば、投影距離が短いため、省スペースで大画面化が可能です。
超短焦点プロジェクターは、プロジェクターから白壁まで25cm程度で、100インチの大画面が映せる優れものです。

超短焦点プロジェクター
壁の前に超短焦点プロジェクターを設置

フロアスタンドスクリーンは、インストールレス、工事レスでスクリーンを設置することができます。

部屋に設置したイメージ
フロアスタンドスクリーン

持ち運びもできますので、引っ越し時にも便利です。
床面に置いて、スクリーンを引き出して使用します。
映像面にこだわりたい一人暮らしの方にお勧めです。
使わない時は収納できます。

収納
収納したフロアスタンドスクリーン

そして、掛け図スクリーンです。
掛け図スクリーンとはまさに掛け図のようなスクリーンです。
タペストリーや掛け軸にも近しいです。
フックを使用して設置できるため、ホームシアターのエントリー層に非常に人気があります。
軽量で丸めることで持ち運びもできます。

掛け図タイプのスクリーン

プロジェクターは白壁のところでも触れましたが、超短焦点プロジェクターがオススメです。
ワンルームの中で生活空間の中でシアターを兼用を考えるとお部屋のスペースは広くありません。
投写距離が超短焦点プロジェクターならスペースを有効活用できます。

ただし、超短焦点プロジェクターを使用する際は、スクリーンは超短焦点プロジェクターに対応するスクリーンを選定してください。
広角レンズを使用しているため、わずかなスクリーンの歪みが映像に悪影響を及ぼします。
下記の写真を見れば一目瞭然です。

映像比較
左)超短焦点プロジェクターに対応していないスクリーン  右)超短焦点プロジェクターに対応したスクリーン

超短焦点プロジェクターに対応するスクリーンの導入が難しい場合は、短焦点プロジェクターが良いでしょう。
超短焦点プロジェクターほどシビアになる必要はありません。
投写距離は超短焦点プロジェクターより長くなりますが、1m程度の投写距離で100インチが映せますので、お部屋のレイアウトによっては使い勝手が良いプロジェクターです。

プロジェクターは明るさも製品選びで大切な要素です。
目安として、直射日光の入らない部屋で少し照明をつけて楽しむなら2000ルーメン以上がいいでしょう。
明るさについて下記の記事で詳しく紹介しています。
(参考記事)
そのプロジェクターの明るさって何?プロジェクターの明るさをANSIルーメンで計測すると驚きの事実が
【200ルーメン編】プロジェクターの映像チェック!部屋の明るさ別にどのような映像が見えるのか実際に投影して確認
プロジェクターの明るさを表す単位ルーメン(lm)とは?プロジェクター選びで大切な明るさについて知ろう!

手軽に楽しむための機材選び(音響)

ワンルームで手軽にシアターを楽しむ場合、音をどうるすかですが、現実的には「サウンドバー」「ヘッドフォン」「プロジェクターからの出力」が考えられます。
もちろん、5.1chなdのサラウンドを楽しむことも大いに結構ですが、お手軽感を考えると、おすすめはサウンドバーです。
サラウンド機能を有する優れたサウンドバーも各社から発売されています。
疑似的ではありますが、立体音響を手軽に楽しむことができます。
配線接続もHDMIで簡単に接続できます。

ヘッドフォンなら大きな音量でも周囲にお構いなしで楽しめます。
(筆者の場合、長時間のセットは疲れちゃうので、その辺は個人にもよるのかな~と思います。)

ヘッドフォンでホームシアターを楽しむ

Bluetooth内蔵のヘッドホンがあれば、無線で便利です。
立体的な音も楽しめます。

プロジェクターからの音声出力はプロジェクターの性能に左右されます。
サウンドバー内蔵のプロジェクターであれば、優れた音が楽しめますが、一般的にはプロジェクターからの音はサウンドバー等と比べると劣ります。
プロジェクターで完結されたい方は音質にこだわったプロジェクターを検討します。
Optomaであれば、P1G1はサウンドバー内蔵超短焦点プロジェクターで、優れた4K映像と良好な音質が1台で楽しむことができます。

部屋の広さとスクリーン選定

スクリーンは大きければ良いわけではありません。
特に限られたスペースのワンルームなどでは、プロジェクターと投写距離との関係もあり、スクリーンの適切なサイズがあります。
目安としては「スクリーンイメージの縦方向のサイズ×2~3倍」の位置が視聴ポイントとなります。

スクリーンが大きく、視聴ポイントが近すぎると見にくくなります。
例えば、100インチのスクリーンの縦寸は1245mmです。
よって、1245×2=2490mm~1245×3=3735mmがスクリーンと視聴ポイント(観る位置)の距離になります。

スクリーン設置予定の場所と視聴ポイントを計測し、最適なサイズを検討ください。

より快適に映像を楽しむために

プロジェクターの映像は太陽光に非常に弱いです。
スクリーン面入ってくる有害光を避けることは、プロジェクター映像を楽しむうえで大切なポイントです。

ワンルームのお部屋で日中も大画面を楽しみたい場合、遮光性が高いカーテンがおすすめです。
白けた画像では見るに堪えません。
晴れた日中、レースのカーテンを閉めただけでは映像は見えません。
薄いカーテンでも厳しいでしょう。

まとめ

1人暮らしでお手軽に楽しめるホームシアター導入法とポイントをご紹介しました。
ホームシアターの楽しみ方は人それぞれです。
週末に自分空間で大好きな映画やアニメ、ゲームを大画面で思いっきり楽しんでみては如何でしょうか。
きっと新たな週末の楽しみが見つかるかも!

SUUMOでも一人暮らしでホームシアターを楽しむ記事が公開されていますので、チェックしてください。
>>SUUMO記事へ

それでは素敵な大画面ライフを!