eARC HDMIを搭載するプロジェクターであれば、AVレシーバーを経由することなく、サウンドバー(eARC対応)へHDMIケーブル1本で接続が可能です。
接続については以前の記事でも紹介しました。
(参考記事)お手軽だけど本格的!プロジェクターのARC機能を活用して手軽に4K映像とイマーシブサウンドを
下記のイメージです。
今回の記事では実際に実機を使用してプロジェクターとサウンドバーを接続しましたので、そのレポートをご紹介しつつ、接続方法と注意点などを解説します。
今回使用した機材は下記です。
プロジェクター:Optoma UHZ50+(4Kレーザープロジェクター)
サウンドバー:YAMAHA SR-B40A
プロジェクターはOptoma 4Kレーザープロジェクター UHZ50+です。
新たにブリリアントコントラストを搭載し映像のこだわりを追求すると共に、eARCポートを搭載するなど機能面にも拘った1台です。
そして、サウンドバーはYAMAHA SR-B40Aです。
3次元音場フォーマット Dolby Atmos®対応しており、没入感の高い音場、リアリティあふれる低域再生でコンテンツを満喫できる本格2ユニットタイプのサウンドバーです。
ワイヤレスサブウーファーにより迫力ある低音が楽しめます。
HDMIケーブルの接続
プロジェクターのeARC HDMIポートに接続します。
Optoma UHZ50+の場合、eARC対応のHDMIポートが明示されています。
HDMIケーブルのもう一方をYAMAHA SR-B40AサウンドバーのeARC HDMIポートに接続します。
ブルーレイプレーヤーとプロジェクターを接続する際はARCである必要はありません。
HDMIのポートを接続します。
プロジェクターの設定
プロジェクターの音声設定でHDMI音声出力をeARCに設定します。
これだけで映像ソースの音声をサウンドバーに送ることができます。
面倒な配線は不要です。
eARC(Enhanced Audio Return Channel)は、従来のARC(Audio Return Channel)を進化させた技術で、以下のような利点があります:
今回使用したサウンドバーの詳細レビューは別の記事に譲るとしても、少しだけ触れたいと思います。
プロジェクターにはスピーカー内蔵のものが多くあります。
一般的なプロジェクターはモノラルスピーカー搭載が多く、お世辞にも高品質な音声とは言えません。
今回の接続テストで使用したUHZ50+は10W×2のステレオスピーカーを搭載しています。
2chのステレオのため、モノラルスピーカーよりは音質は優れていますが、サウンドバーと比較するとそこは正直劣ります。
餅は餅屋、サウンドのパートはサウンドバーにお任せした方が圧倒的に映像への没入感があがります。
迫力あるズドンと響く低音、立体感、クリアなサウンドは映画の細かい音までしっかりと聞こえます。
5.1.2chや7.1.2chの構成を組む場合、AVレシーバー、スピーカー、サブウーファー、スピーカーケーブル、設置工事など費用に様々な工程が発生します。(それが楽しいのですが)
サウンドバーならこれ1本で疑似的ではありますが立体的な音響が手に入ります。
サウンドクオリティの求めるレベルによりますが、この圧倒的な手軽感で手に入る音響効果のメリットは非常に大きいと思います。
コストパフォーマンスは非常に高いのではないでしょうか。
実機を使用して、eARC HDMI接続でプロジェクターとサウンドバーの接続法をご紹介しました。
高品質なサラウンド環境を手にしたいけど、工事も大変、予算もかけられない・・・面倒な配線は分からないし、そんなお悩みをお持ちの方にはピッタリなセットです。
昨今、サウンドバーは各社から発売されており、様々な製品があります。
今回、ご紹介したYAMAHAのSR-B40Aもクリアで迫力ある立体音響を演出する優れたサウンドバーです。
是非、4K映像と共にお試しください。