今更聞けない、4Kについて基礎から解説!4K UHDTV、DCI 4Kとは?これで分かる4K映像!

4Kとは

4K映像って何?

今や4K(読み方はよんけい)は一般的な用語として浸透しています。
家電量販店に行くと4Kテレビがいっぱい。
Blu-rayコンテンツは4K、放送も4K放送、ネット配信でも4K映像と、4Kは大変身近なものになっています。

でも、ちょっと待った!
4Kって何って聞かれて、正確に説明出来ますでしょうか。
高画質なことは何となくわかるけど・・・、正確には分からないって事はありませんか。

4Kから更に8Kまで登場して、どんどん映像の高解像度化が進んでいます。

今や4Kは当たり前!今更誰かに聞きにくい・・・そういうことで、今回は4Kについて、分かりやすく解説します。
この記事を読めば、4Kについて完全に理解できます。

ホームシアターでもお馴染みの4K

4Kと言う言葉はホームシアターでもお馴染みで、4Kプロジェクターや4Kスクリーンの商品も豊富にラインアップされています。
その4Kとは何でしょうか。

4K映像とはフルHDの4倍の画素を持つ高解像度映像

4Kとは映像の解像度の呼び方のひとつです。
以前の記事で解像度について解説しました。
(参考記事)表示素子?解像度?ピクセル?画素数?プロジェクターの解像度を分かりやすく解説

プロジェクターの映像は光の点の集まりで構成されており、解像度とはこの光の点の数のことを言います。
画素数やドットとも言います。
光の点が多い程、高解像度の映像になります。
例えば、100インチの枠の中に1000個の光の点を敷き詰める場合と、5000個の光の点を敷き詰める場合、1000個の光の点の方が点の大きさが大きくなります。
大きい光になることはドットが荒くなりますよね、精細感に欠けることになります。
その原理と同じように、映像の中に光の点が多い程、解像度が高い=高解像度となり、精細な映像になります。

では、4Kとはどのような解像度なのでしょうか。

4Kは、水平方向に光の点が3,840個垂直方向に光の点が2,160個集まった高精細な映像の事です。
よって、水平3,840×垂直2,160=8,294,400個の光の点で構成されています。

「K」は、1,000mを1km、1,000gを1kgと言うように、1,000を表す「キロ」の意味です。

水平画素数が 約4,000(正確には3840) であることから、4Kと呼ばれています。
水平方向に4000の画素はありませんが、そのように呼ばれています。何となくアバウト・・・。

話が少し逸れますが、それでは8Kは?
もうお分かりですね、
水平画素数が約8,000(約7,680)あるので、8Kです。(8000の画素はありませんが)

解像度にはそれぞれ呼び方があり、良く耳にするフルHDは水平画素数1,920ピクセル×垂直画素数1,080ピクセルです。
よって、4KはフルHDの4倍の画素(光の点)があることになります。
下の図の通りです。

2Kと4K

4K UHDTVとDCI 4Kについて

4Kは3840×2106の解像度と説明しました。
実は4Kには4K UHDTVとDCI 4Kの2種類があります。
これも知っておきましょう。

4K UHDTVについて

4K UHDTV

まず、4K UHDTVですが、ITU(国際電気通信連合)が定めた規格で、これまで説明した解像度と同じ3840×2160です。
一般的に日本では4Kと言えば4K UHDTVの事を指しています。(多くの場合)
テレビ放送や4K動画、4Kプロジェクタ―、4Kテレビはこの解像度の規格をベースにしていることが多いです。

UHDとは、Ultra High Definition(ウルトラ ハイ デフィニション)の頭文字をとっており、ウルトラHDということです。
HD(1280×720)、フルHD(1920×1080)、ウルトラHD(3840×2160)と言うことになります。
たしかに解像度を比較するとウルトラですね。

DCI 4Kについて

DCI 4K

続いて、DCI 4Kですが、アメリカの大手映画配給会社などで構成されるデジタルシネマの標準化団体DCIDigital Cinema Initiatives)で策定されたデジタル映画向けの規格です。
デジタル映画の規格が乱立しても困るので、統一しましょうと言うことで策定された、デジタルシネマカメラや映画上映機材等に向けた規格です。
頭文字のDCIをとってそう呼ばれています。
解像度は4096x2160と4K UHDよりも少し横長(ワイド)です。
「フル4K」と呼ばれることもあります。
こちらは4000以上の光の点があります。

4K UHDTVとDCI 4Kを纏めると以下になります。

名称横縦のピクセル数総ピクセル数アスペクト比主な用途
4K UHDTV3840×21608,294,40016:9テレビ放送など
DCI 4K4096x21608,847,36017:9映画など

まとめ

今回はプロジェクターやテレビ、モニターの映像機器やBlu-rayやネット配信動画でもお馴染みの「4K」についてご説明しました。

4Kを表す解像度には2種類の呼び方があることもご紹介しました。
漠然としていた4Kについて、ご理解いただけたかと思います。

今や民生用でも8Kプロジェクターが登場し、市場を賑わしています。
8Kプロジェクターを見た時の精細な映像は今でも覚えています。

それでは、4K映像をお楽しみください。

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