プロジェクターの映像に白い玉模様が!これは何?原因と対処法について

スクリーンに映る異物の正体とは

プロジェクター映像に映る白い模様が

とある日、ご自宅で映画でも見ようと、はたまた、会社の会議室でプロジェクターの電源を入れると、その映像にぼんやりとした白い玉模様が・・・。

あれ?これは何?(汗)

プロジェクターを再起動しても同じような映像が・・・。
えーーー。

そのような経験が無いでしょうか。

下の写真のような現象です。

異物による映像の不具合

これは何?
スクリーンの右下の部分にぼんやりとした白い玉が映り込んでいます
さすがにこれは気になります。(お化けじゃないですよ!)
ぼんやり映ることもあれば、割とはっきりと映ることもあります。

今回はプロジェクターに映る白い玉模様の正体に迫り、対処法についてご紹介します。

異物がプロジェクター内部に入り込むことが原因

異物による映像の不具合
左下に白い光の玉が

白い玉模様の正体は、プロジェクター内部に入り込んだ異物の可能性があります。
(100%そうとは言い切れないですが、このような写真の現象の場合、可能性は高いです。)

弊社のプロジェクター修理依頼でも、同様の現象で持ち込まれることがあります。
その多くがプロジェクターのレンズ機構に入り込んだ異物の影響です。

異物とは小さな塵や埃です。
DMDチップは極小なミラーで構成されており、小さな塵でも映像に影響を受けます。
プロジェクター内部のレンズ機能内に塵や埃が入り込むことで、写真のような現象になることがあります。

長く使用しているプロジェクターは埃がたまることもあるでしょう。
塵も積もれば山となる・・・です。
天井から吊り下げているとプロジェクターも汚れます。
照明器具が汚れるのと同じ程度は汚れていると考えられます。
フィルター付きのプロジェクターの場合、フィルター交換は行うようにしましょう。

対処法

対処法は異物を取り除くことで白い玉模様は消えます。
では、その異物を取り除くのはどのようにすれば良いのでしょうか。
結論を申しますと、専門家に修理依頼をしましょう。
プロジェクターの購入先やメーカーなどに修理相談をして対応します。

修理にはプロジェクターを分解しなければなりません。
異物がどこにあるか特定しなければなりません。

自身でプロジェクターを分解した場合、メーカー保証などが受けられなくなることもあります。
また、他の不具合が発生することも考えられます。
原因が異物だけとは限りません。(異物の影響が多いのは確かですが、違う場合もありますし、不具合が複数あることも)

DLPプロジェクターの場合、異物が映り込む原因としてDMDチップの周辺などがあります。
そのような場所の処置は、はやり専門家にお任せましょう。
(参考記事)初心者でも分かる!DLPプロジェクターの「DLP投影方式」について分かりやすく解説

修理を依頼する際は、写真があると現象を把握しやすいです。
白い玉が映り込んでいるような映像の写真を見れば、修理対応の際にも想定ができます。
修理依頼する際は、不具合映像の写真と共に依頼するのが良いでしょう。

エアブローは禁止

埃があるからといって、プロジェクターの外側からエアブローで飛ばしちゃえーー、「シューー」っとすることはNGです。
埃や塵といった異物をレンズ機構内に送り込むこと場合があります。
良かれと思って行ったブローにより、さらに映像に異物が映り込む羽目になります。

修理対応が可能なプロジェクターメーカーを選ぼう

プロジェクターは精密機械です。
機械だからどうしても不具合をおこすことがあります。
だからこそ、修理対応が可能なプロジェクターメーカーを選ぶことをおすすめします。
しっかりとしたメーカーであれば、補修用パーツもストックし、修理対応が可能です。

今回ご紹介しました異物除去もメーカー対応であれば安心です。

弊社のオーエスグループが取り扱うOptoma製品は海外ブランドですが、国内販売正規代理店として日本国内の販売から修理まで担っています。
兵庫県の工場ですべて対応しています。
安心もセットでお届けしています。

このようなメーカーのプロジェクターを選べば問題ないでしょう。
末永く使うならメーカー選びも大切です。

まとめ

プロジェクターの映像の不具合について解説しました。
ご紹介した写真のような現象のケースでは、異物の影響が多いです。
DLPプロジェクターの場合、映像の不具合は異物のこともあれば、DMDチップの不具合もあります。
(DMDチップ欠けの場合はもっとシャープな模様になります。)

同様の現象にお悩みの方は、ご購入した販売店やメーカーにご相談してみてください。

それでは、快適な大画面ライフを!