人事、総務担当必見!イベントで便利な小型モバイルプロジェクター活用法とは!社内イベント、就職面接会など小さなブースで大活躍

映像を映したイメージ

小さいモバイルタイプのプロジェクター活用法

小さいプロジェクターは持ち運びが容易で軽いことから、ビジネスからホームユースまで様々な使い方ができます。
以前、天井に映像を映し出して使用する寝そべりシアター活用法をご紹介しましたが、それも小型プロジェクターの使い方のひとつです。
(参考記事)モバイルプロジェクタ―で寝そべりシアター!天井に映画や星空、夜景、花火の映像を映し、寝っ転がって楽しむプロジェクター活用法

他にも旅先やキャンプ、アウトドアなどでも使用できるでしょう。
小さくて軽いこと、そして手軽に大画面が映せることがポイントとなる小型モバイルプロジェクターは、工夫次第で様々な用途で活躍します。

そんなモバイルプロジェクターですが、実はビジネスシーンのイベントでも大活躍します。
今回は、手のひらサイズの小型モバイルプロジェクターを実際にイベントで使用した実例をもとに活用法をご紹介します。

使い方は?プロジェクター選びのポイントは?どのように便利なの?
活用法の全てをご紹介します。

特に人事や総務部門のご担当者の方に見て頂きたい、そんな内容です。
筆者も実際に使用しているシーンを見ましたが、これは便利です!

採用イベントのブースで使用してみる

小型モバイルプロジェクターをどのようにイベントで使用しているのか、具体例を元に、活用法をご紹介します。
その前にモバイルプロジェクターについて触れておきましょう。

小型モバイルプロジェクターとは

小型モバイルプロジェクターとは、軽量、コンパクト、どこでも持ち運ぶことが可能なプロジェクターのことを言いますが、明確な定義は無いように思います。
下の写真のように手のひらサイズのプロジェクターです。

モバイルプロジェクター


本体の重さは500グラム程度で楽に持ち運ぶことが可能なプロジェクターをイメージしてください。(ざっくりですが・・・)
各社から様々な小型モバイルプロジェクターが発売されています。

それではどのような使い方ができるのか、見てみましょう。

活用事例(合同就職面接会イベントで使用)

まず、小型モバイルプロジェクターをイベントで使用するに際し、イベントの規模とプロジェクターのスペックがマッチする必要があります。
あらゆるイベントで小型モバイルプロジェクターが対応できる訳ではありません。
コンパクトなため、プロジェクタ―の明るさはどうしても暗くなりますし、明るいイベント会場で大画面を映すことには不向きです。

よって、ここで言うイベントとは、合同就職面接会の採用ブースや展示会の1コマ、2コマのブースなどの比較的小規模なイベントです。
さすがに何百人も入るようなホールイベントで小型モバイルプロジェクターを使用することはないでしょう。

使用例で紹介するのは、筆者の勤める会社の人事採用担当者が合同就職面接会のブースで使用した例です。

イベントブース

合同就職面接会はたくさんの企業が参加します。
コマ割りでブースを割り当てられ、そのブース内で就職活動をする方と会社の人事採用担当者が面談をします。
ブースのサイズは180cmの長机が置かれている程度です。

各社、限られたスペース内で様々な工夫をしています。
ブースはパーテーションで仕切られていますので、パーテーションにポスターを貼ったり、ブース内に大型のディスプレイとディスプレイスタンドを持ち込んでいたりします。

弊社のブースではテーブルの上にプロジェクターを置き、掛け図タイプのスクリーンで大画面を映し出して使用しています。
プロジェクタ―には三脚をつけて、斜め上に投写しています。

映像を映したイメージ

いかがでしょうか、こんなに手軽に大画面が映し出せるのは非常に便利です。

投影サイズは50インチ~60インチのサイズで会社紹介や動画を映しています。
1コマ程度のブースではこの大きさで十分伝わります。
着席した面談者の位置からも文字がしっかり認識できます。

小さいプロジェクターですので、性能的に明るさは正直弱いです。
ディスプレイのような明るさは期待できませんが、それでもパワーポイントのスライド内容は十分見ることが出来ます。

映像を映したイメージ

サイズは50~60インチ程度が良いでしょう。
スクリーンからプロジェクターを離すことで、画面サイズを大きくすることができますが、画面が大きくなるほど映像が暗くなります。
暗い環境に出来ないイベントではその程度の画面サイズが良いです。
写真はiPhoneで撮影したもので、色調補正などは一切手を加えていません。(少し赤みのある写真になっていますが、補正をしていません)
そのままの写真ですので、プロジェクターの映像がどの程度映るのか参考になると思います。

パソコン無しでプレゼン(PCレス)

使用例を見てお気づきかもしれませんが、パソコンがテーブルの上に無いことにお気づきでしょうか
もちろん、テーブルの下にパソコンを隠しているようなこともありません。
PCレスでプレゼンをしてます。

このような限られたスペースのブースでは、PCレスプレゼンが大いに役立ちます。
予め用意したプレゼンデータをUSBメモリーに入れて、プロジェクタ―から直接データを読み込み、映像を映し出しています
もちろんすべてのプロジェクターがUSBリーダー機能がある訳ではありませんので、読み込みできる機能を実装するプロジェクターである必要があります。

読み込んプレゼン内容はリモコン操作でスライド移動をします。
説明しながらリモコン操作で簡単にプレゼンの進行ができます。

使ってみると分かるのですが、PCレスプレゼンは思いのほか便利です。
PCを持ち運ぶ必要もなくなります。

プロジェクタ―使用の利点

小規模のイベントでプロジェクターが便利な理由は以下の通りです。

(1)小さいこと、持ち運び
まず、大きなメリットとして小さくて、軽い、持ち運びが楽なことです。
ディスプレイの搬入となると、それなりにおおごとになります・・・。
手軽に大画面映像を映せるところが大きなメリットです。

(2)ディスプレイは大がかりに、搬入が大変
先に触れた通り、イベントブースでディスプレイを映すの選択肢もあります。
ディスプレイの方が明るい環境においてはきれいな映像でしょう。
さすがに小型モバイルプロジェクターでは敵いません。
しかし、ディスプレイを搬入となると、それなにり大変です。
60インチの大きさのディスプレイを想像してみてください。
しかも設置も考えないといけません。
パーテーションに設置出来なければ、ディスプレイスタンドも必要になります。
一気に搬入、搬出の労力がUPします。
そういった意味で、小型モバイルプロジェクターは非常に便利です。

(3)動画を映せる
パーテーションに動画を映すことで、イベント来場者の目を引きます。
PR効果があります。
文字は画像と比較して7倍、動画は5000倍の情報量を伝えることが出来ると言われています。
5000倍ですよ!
使わない手はないでしょう。
しっかりアピールするためにも動画活用は有効です。

(4)PCレス
先にも触れましたが、プロジェクターを使用してPCレスプレゼンが非常に便利です。
プロジェクターの機種にもよりますが、USBリーダー機能を備えているプロジェクターを使用することでPCレスのプレゼンが可能です。
ワードやエクセル、パワーポイント、PDF、画像、動画などのファイルの読み込みができます。
(読み込みできるファイルはプロジェクターの機種によりますので各製品の取説でご確認ください。)

限られたブーススペース内にPCが有るとスペースが占有されます。(要は邪魔です)
PCがないだけでブース内をすっきり見えることができます。
PCを持ち運ばなくても良いのも大きな利点です。

デメリット

良い事尽くめのように書きましたが、やはりデメリットもあります。
最大のデメリットとして、ディスプレイに比べて、映像の鮮明さは勝てません
イベント会場は照明や天井の高さ、窓の有無などで、室内環境も様々です。
明るいイベント会場で、ディスプレイと比べるのがナンセンスですけど、このデメリットについては理解しておきましょう。

プロジェクタ―選びのポイント

如何でしょうか、小さなイベントにおいて、プロジェクタ―の利便性をお分かり頂けたと思います。

では、どのようなプロジェクターを選べば良いのでしょうか。
大きさ、明るさ、解像度などプロジェクター選びのポイントがありますので、紹介したいと思います。

(1)小型で軽量
まず、小さくて軽いことが大切です。
持ち運びも容易で、ブース内を占有しないような手のひらサイズのプロジェクターが良いでしょう。

(2)オートフォーカス、オート補正機能
次にポイントとなるのが、オートフォーカスとオート台形補正機能です。
手動フォーカス/補正機能でも良いですが、自動でピントを合わせて、台形補正をしてくれる機種の方が圧倒的に便利です。
置くだけで映像設定が可能です。
忙しいイベント時に時間を短縮できる機能を備えているプロジェクターがオススメです。

(3)三脚設置
これはプロジェクター選びで盲点なのですが、三脚に設置できることは非常に便利です。
映像はパーテーションに映しますが、プロジェクターのオフセットがあるにせよ、上向きに投写することになります。
首振りの小さな三脚にセットすることで、自由自在に映像の位置を調整できます。
設置の安定性と自由度が高まる三脚にセットできることはプロジェクター選びで大切かもしれません。

三脚設置
三脚に設置することで安定し、上向きに投写も可能

(4)電源ケーブル
1日8時間もあるようなイベントでバッテリータイプのモバイルプロジェクターではバッテリーが持ちません。
多くのイベントブースでは電源コンセントは用意されているはずですので、電源ケーブルを使用するプロジェクターがオススメです。
充電バッテリーのみで稼働するプロジェクターはイベント使用には適さないでしょう。

(5)投写距離
これは非常に大切な要素です。
もっと上の項目に書くべき、重要ポイントとなるのが投写距離です。
イベントブースは限られたスペースです。
プロジェクターの投写距離が長いと、ブース内から映像を映せません。
ブースからはみ出た位置からプロジェクターを投写することなんて出来るわけもなく、投写距離が短い、短焦点/超短焦点タイプの選択は絶対でしょう。
小さなイベントブースでプロジェクターを使用したい際は、必ずチェックしておきたい項目です。

モバイルプロジェクターの投写距離
壁掛けタイプのスクリーンを使用しています。プロジェクターからスクリーンまでの距離は1m以下です。

本記事で使用しているプロジェクター

各社から様々な小型プロジェクターが発売されていますが、今回のイベントで使用したプロジェクターもご紹介しましょう。

「プロジェクター選びのポイント」を全て網羅していますので、小さなイベントブースではまさにオススメです。
弊社の人事担当も採用イベントの度に使用しています。

プロジェクターの機種はOptomaの「ML1050STJ」です。
Optomaは4Kプロジェクターでは世界No1のシェアを獲得したグローバルブランドで、国内ではオーエスグループが総代理店を担い、万が一の修理対応まで実施しています。

モバイルプロジェクター
イベントで使用しているプロジェクターML1050STJ

本体は460gと軽量で、持ち運びに便利な専用バッグが付いています。

ML1050STJ専用バッグ
専用バッグ

この小さなバッグにプロジェクター、リモコン、電源ケーブルが入りますので、これだけを持っていけばOKです。
便利ですよね~、だから、弊社の人事も使うはずです。

オートフォーカス、オート台形補正を有し、もちろん三脚穴もあります。
イベントブースに到着して三脚にプロジェクターをセット、プレゼンデータのUSBデータをプロジェクターに差し込んで、電源をONにすれば準備は完了です。
電源ケーブルをつないで使用するタイプです。

投写距離も短焦点タイプになりますので、60インチを映し出す投写距離は約1mです。
この距離感がまさに丁度良い!まさにミニイベントのために生まれてきたかのようなプロジェクターです。(言い過ぎ・・・)
狭いブースならではのぴったりな投写距離です。
これが標準レンズのプロジェクタ―であれば、60インチでも投写距離が2mになるでしょう。(商品によりますが)
ブース内に収めるためには投写距離は重要なポイントです。

>>Optoma ML1050STJについて詳しくはこちら

まとめ

イベントのブース活躍する小型モバイルプロジェクターの活用法をご紹介しました。
人事担当者の採用イベントや総務担当者の社内イベント等、様々な用途で活躍すると思います。

軽量でコンパクト、手軽に大画面を投影できるプロジェクターはイベントで大いに役立ちます。
ぜひ、会社のイベントや展示会で使用しては如何でしょうか。
思いのほか便利ですよ!
モバイルプロジェクターの活用法でした。