簡単!壁の前に置くだけ!大画面ライフがすぐ完成する超短焦点プロジェクターってすごい

プロジェクターをセッティングするには、スクリーンとの間にある程度の距離が必要です。
しかし小さな部屋の場合、距離を取れない場合もあるでしょう。

そんな時にオススメなのが超短焦点プロジェクターです。
スクリーン(映写面)との距離を標準レンズのプロジェクターと比較してうんと短くして使用可能です。

この記事では、超短焦点プロジェクターの使い方について紹介していきます。
狭いスペースでプロジェクターを使用したい方は、ぜひ読み進めてください。

超短焦点プロジェクターの使い方はソースのデバイスとつないでスイッチをいれるだけ

超短焦点プロジェクターの使い方は難しくありません。
例えばPCに接続する場合、以下のような操作手順で使えます。

  1. パソコンにHDMIケーブルを差し込む
  2. プロジェクターにも同じようにHDMIケーブルを差し込む
  3. パソコンを起動
  4. プロジェクターの電源を入れる
  5. プロジェクターにつないだHDMIのソースに合わせて映像が映し出されればOK

超短焦点プロジェクターのここがすごい!

超短焦点プロジェクターは、投影する場所との距離がとにかく短いのが一番の特長です。
プロジェクターの機種によって投写距離は様々ですが、100インチを映し出す場合、25cm程度の距離で映すことができます。

スピーカー一体型なら、思いついたときに好きな場所で映画を楽しめるでしょう。
配線などの面倒なセッティングが不要なのも、手軽で使いやすいポイントです。
さらにAndroidが搭載されたタイプなら、ネット環境と電源さえあれば、プロジェクターだけで映画鑑賞なども可能です。

超短焦点プロジェクターは投影する壁のそば置くだけ!

冒頭から触れている通り、上の写真の通り、超短焦点プロジェクターの一番の利点は焦点距離が短い事です。
投写面から30センチ弱の所にプロジェクターを置いて、100インチ相当の映像を映し出します。
どういう構造になっているのか・・・、驚くばかりです。

焦点距離が短い=人影が写りこむことがありません。
ここがすごい!

標準レンズのプロジェクターでは、プロジェクターの前に人が立つことで、映像に人影が写りこみますが、超短焦点プロジェクターではそれがありません。

スクリーンメーカーの情報サイトですので、あまり声を大にして言いにくいのですが、白い壁の前に置くだけで使用できます。
もちろん、スクリーンの方が映像は美しいことは言うまでもありません

投写距離が短いプロジェクターには短焦点プロジェクターと超短焦点プロジェクターがあります。
投影距離や映せるサイズのインチ数には違いがあります。
各メーカー、プロジェクターの機種により異なりますが、100インチワイドで映す場合に必要な投写距離は以下のようになります。

  • 通常のプロジェクター:約300cm
  • 短焦点プロジェクター:約80~100cm
  • 超単焦点プロジェクター:約30cm程度

投影できる距離については、プロジェクター製品によって異なるため、購入前に確認してください。

プロジェクターを持ち運んで楽しめる

超短焦点プロジェクターは、持ち運びが可能なサイズの製品も多くあります。
寝室やリビング、ガレージなど、さまざまな場所へ持ち運んで楽しめます。

また、ビジネスシーンでも活用度は高いです。
複数の会議室で持ち回りで使用し、パーテーションに映すなどの方法も可能です。

持ち運んで楽しむことを前提にするなら、スピーカー一体型のモバイルプロジェクターが使いやすいでしょう。

超短焦点プロジェクターを使用する際の注意点

近距離から超広角のレンズを使用して投写するため、焦点距離が短く便利な超短焦点プロジェクターですが、使用上の注意があります

映像のゆがみと投写サイズ

注意点の1つ目が、超広角のレンズを使用しているため、投写する面のゆがみに影響を受けやすい点です。
スクリーンの僅かなたるみでも、映像に大きく影響してしまうのです。
スクリーンを使用する際は超短焦点プロジェクターに対応する平面性の高いスクリーンを選定してください。
そうしなければ、上の写真のようにふにゃふにゃの映像になりかねません。

(参考記事)知らないと後悔!失敗しない!超短焦点プロジェクター使用時のスクリーンを選ぶ注意点とは

また、投写サイズが標準レンズと比べ、小さいことがあります。
広角なレンズを使用するため、100~120インチ程度までの製品が多い状況です。
とはいえ、100インチは十分映せます。

超短焦点プロジェクターの選ぶ際のポイント

超短焦点プロジェクターに限った話ではありませんが、プロジェクターを選ぶ際のポイントとして、解像度と明るさがあります。
この2点は選定する際、必ず確認するようにしてください。

解像度は何を選ぶ?フルHDと4Kどちらを選ぶべきか

プロジェクターには、様々な解像度の製品があります。
ご自宅のホームユースで使用する場合は16:9のアスペクト(画面縦横比)でフルHD(1920×1080px)か4K(3840×2160px)の解像度の製品がオススメです。
ビジネスシーンでは16:10のアスペクトの製品が良いでしょう。

  • デジタルテレビ(地デジ)の画素数:1,440×1,080
  • フルHDの画素数:1,920×1,080
  • 4Kの画素数:3,840×2,160

基本的に、大画面で楽しむならフルHD以上、Blu-rayの4K映像を楽しみたいなら4K解像度のプロジェクターを選ぶと良いでしょう。

プロジェクター選びで明るさは超重要!

プロジェクターを選ぶ際、明るさは非常に重要な要素です。
プロジェクターの明るさはルーメン(lm)という単位であらわされ、この値が高いほどきれいな映像になります。

以下、同じ環境(部屋)で映像を比較した動画をご確認ください。

3000ルーメンと600ルーメンのプロジェクター比較

使用するお部屋の環境を考慮して、プロジェクターを選定しましょう。
暗室で使用するなら低いルーメンのプロジェクターでも問題ありません。
(参考記事)プロジェクターの明るさを表す単位ルーメン(lm)とは?プロジェクター選びで大切な明るさについて知ろう!

まとめ

超短焦点プロジェクターは、投影する場所の近くに置くだけで簡単に映像を大きな画面で楽しめます。
サウンドバーを内蔵し、クオリティの高い音響システムもセットになったプロジェクターもあります。

焦点距離が短い超短焦点プロジェクターは使い勝手が良く、活用の幅は広いでしょう。
あこがれのホームシアターを手軽に挑戦できるツールとしてオススメです。


ホームシアターマガジン編集部