大きいだけではNG！部屋の大きさに合わせたスクリーンを選ぼう！ホームシアターで最適なスクリーンサイズ選びのコツとは
自宅にプロジェクターとスクリーンを設置する場合、サイズ選びを適当にしてはいけません。
スクリーンが大きすぎても小さすぎても見づらい映像になってしまうので、綺麗な映像を視聴したいならお部屋の大きさに合ったサイズ選定をする必要があります。
この記事では、部屋の大きさからベストなスクリーンサイズを選定する方法について紹介していきます。
最適な大きさのスクリーンを知りたい方は、ぜひ読み進めてください。
部屋の大きさから考える最適なスクリーンサイズ
壁の大きさを利用して壁一面に大きなスクリーンを貼りたいと考えるかもしれませんが、大きければ良いというわけではありません。
プロジェクターとスクリーンの間には一定の視聴距離が必要です。視聴距離を計算して、適切なサイズを選定する必要があります。
実際の部屋の大きさをメジャーなどで計算した方が確実ですが、大体の部屋の大きさに応じたスクリーンの推奨サイズは決まっています。
測るのが面倒な場合や、測ってもよくわからない方は、下記に記載している推奨サイズを参考にしましょう。
| お部屋の広さ | 平米数 | スクリーンイメージサイズの目安 |
|---|---|---|
| 6～8帖 | 9.9～13.2㎡ | 80～100型程度 |
| 10～12帖 | 16.5～19.8㎡ | 100～120型程度 |
| 16帖～ | 26.4㎡ | 120型～ |
6畳一間の部屋
6畳一間の部屋には、80型前後のスクリーンの設置をおすすめしています。スクリーンをはじめ、他の機材を設置するのもスペースが必要です。
ホームシアター用の部屋にするには、プロジェクターを設置する場所と、スクリーンとの視聴距離も確保しなくてはなりません。
80型前後のサイズが快適に視聴できるでしょう。
10畳～12畳の部屋
10〜12畳の部屋には100〜120型のスクリーンの設置をおすすめしています。大きなスクリーンで迫力あるホームシアターを楽しみむなら、10畳以上の部屋の広さがよいといえます。
観覧席からスクリーンの距離も余裕があり、プロジェクターなどほかの機材を置くスペースにも困りません。
専用シアタールーム
ホームシアター用の専用部屋を作成する場合、なるべく長方形の部屋を選ぶのがコツです。
部屋のサイズが同じでも、正方形だとスクリーンとの視聴距離が取れません。
専用シアタールーム以外でも、特殊な形をした部屋にスクリーンを設置したい場合は、以下の計測方法で最適なサイズを調べましょう。
視聴距離とスクリーンサイズの目安
映像面（スクリーン）から視聴位置までの視聴距離はスクリーンの高さの2～3倍が見やすく最適な視聴距離の目安です。
例えば、100インチ（16：9）のスクリーンはW2214mm×H1245mmです。
よって、1245mm×2＝2490mm～1245mm×3＝3735mmとなり、約2.5ｍ～3.7mほど離れてみる位置が見やすい場所の目安になります。
参考にしてください。
スクリーンサイズの検討方法
1：部屋の大きさを計測する
まず部屋の大きさを計測します。
お部屋の畳数や平米数はもちろん、壁から壁まで何センチあるのか事前に計測しておきましょう。
部屋の平米数は、縦の長さ×横の長さで計算できます。平米数×0.3025で坪数に変換し、さらに2を掛けると畳数の計算が可能です。
壁から壁までの長さを事前に計測するのは、スクリーンとプロジェクターの設置場所をどこにするのか決定するときに必要になるためです。
2：スクリーンの設置場所を決める
スクリーンの大きさは、部屋のどこにスクリーンを配置するかによって大きく影響を受けます。
よって、はじめにスクリーンを設置する場所を決定しましょう。
スクリーンの設置場所を決定した後、プロジェクターの配置場所を予測します。
プロジェクターは、スクリーンまでの投写距離が予め決められています。
プロジェクターの投写距離やアスペクト比を事前に確認しておきましょう。
視聴距離が取れるかも、大よそチェックしましょう。
3：プロジェクターからスクリーンの位置を計測する
スクリーンの配置場所を決定した後、プロジェクターの設置場所を決めます。部屋の大きさによって平置きにするか、天井から吊るすか決めます。
プロジェクターは設置場所や機種によって投写距離が変わります。配置場所を決める前に、プロジェクタ―の投写距離を確認しておきましょう。
スクリーンとプロジェクターの配置が決まったら、プロジェクターからスクリーンまでの視聴距離を計測します。
4：スクリーンのサイズを選ぶ
視聴距離を計測したら、最後はスクリーンのサイズ選びです。
スクリーンのサイズは一覧表がありますので「プロジェクタースクリーンのサイズ一覧表」を参考にしてください。
設置予定のプロジェクターが、何インチまで投影可能なのかチェックしましょう。プロジェクターの投影可能なサイズとスクリーンの大きさが合わないと、スクリーンに余白ができてしまいます。
超短焦点プロジェクターは最大サイズに限りがありますので超チェックです。
120インチを映したいのに、100インチまでしか映らないってことが現実にあり得ます。
部屋の大きさと距離を計測して、最適な大きさのスクリーンを購入しましょう。
まとめ
プロジェクタースクリーンを設置するには、部屋の大きさに合ったサイズのスクリーンを選ぶことが大切です。
壁一杯のサイズのスクリーンを選んでしまうと、視聴距離が保たれず、映像を見づらい状態になってしまいます。
スクリーンを購入する際には、部屋の大きさに見合うスクリーンサイズをまとめた表（上記）をぜひ参考にしてください。
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