会議室やホール等、部屋の広さから最適なプロジェクタースクリーンサイズを決める方法
スクリーンのサイズってどうやって決めるの?
会社の会議室やホール等へスクリーンを導入する際、どのようにしてスクリーンサイズを決めるのでしょうか。
スクリーンと言えば、部屋に入るのであれば、大きい程良いように思いますが、実は大きすぎると使いづらいことになります。
一方で、小さすぎると部屋の後部の人は見えないってことになりかねません。
スクリーンサイズを考える場合、大は小を兼ねませんし、またその逆もしかり。(いやいや、小さいよりは大きい方が良いのかな~・・・)
うーん、実に悩ましい・・・。
ちょうどいいがあるんです!
そこで、今回は会社でスクリーン導入を任されたけど、スクリーンサイズの選び方が分からないってあなたへ、部屋の大きさからスクリーンサイズの目安を導く方法をご紹介します。
スクリーン選びの参考にしてください。
スクリーンサイズを決める方法
スクリーンサイズの目安を知る方法として、スクリーン設置予定の部屋の広さから割り出すことが可能です。
まず、その部屋でスクリーン~1番後ろ(最後部)の視聴者までの距離を測ります。
その距離から大よそのスクリーンサイズを決めることができます。
スクリーンサイズを割り出す公式
公式は以下の通りです。
A=スクリーン~一番後ろの視聴者までの距離。
W=スクリーンの横幅サイズ。
A=4Wとなります。
スクリーン~1番後ろの視聴者までの距離が、スクリーンの横幅の4倍になるサイズが目安となります。
例えば、
スクリーン~1番後ろの視聴者まで10mの部屋の広さとした場合、10m=4×W、W=2.5m。
よって、スクリーンの横幅の目安は2.5mと言うことが分かります。
2.5mのスクリーンは、HDタイプ(16:9)、WXGAタイプ(16:10)であれば、110~120型程度になります。
(>スクリーンサイズ一覧で確認)
これは簡易的に導く方法で設置環境により異なりますが、サイズの目安を知ることが簡単に出来る公式です。
部屋の前方で見やすい位置は?
一番後ろの視聴者からスクリーンサイズの目安を導き出しました。
では、1番前の視聴者(スクリーンに一番近い人)はどの程度の位置が望ましいのでしょうか。
その公式が以下になります。
B=スクリーン~一番前の視聴者までの距離。
W=スクリーンの横幅サイズ。
B=1.5W
1番前の視聴者は、スクリーン面が近すぎると見上げることになります。(見にくく、疲れます)
よって、適度な距離が必要になりますが、その距離がスクリーンの横幅の1.5倍程離れた位置になります。
まとめ
会議室やホールなど大型映像を映し出すスクリーンは様々なビジネスシーンで活用されています。
今回の記事で部屋の広さからスクリーンのおおよそのサイズを調べることが出来たと思います。
ちなみに、11ポイントの文字が判別できる距離を目安にしています。
部屋の形状や環境により最終的なスクリーンサイズの確定は現場での判断が必要です。
また、必ずしもこの公式がすべてに当てはまる訳ではありません。狭い会議室の場合もあります。
目安としてスクリーン選びの参考にしてください。